2025年2月4日 / 最終更新日時 : 2025年2月4日 shig シニア社会学会 日英の文芸作品に描かれる老い (3) 【老齢問題への示唆】 二つの小説に共通しているのは、老齢期に入り、肉親を含め周囲の人々との関係が疎遠になり、独り孤独に向き合う姿である。この姿は国を超えて共通である。 桃子さんにとって独り孤独に向き合うのは苦痛を伴う […]
2025年2月4日 / 最終更新日時 : 2025年2月5日 shig シニア社会学会 日英の文芸作品に描かれる老い (2) 『おらおらでひとりいぐも』を読む 子育ても済んで、思いもよらなかった最愛の夫の突然の死。40年住み馴れた家で老いを迎えて、独り明日を見つめる桃子、いつも、「わたし」と言うときに、一拍置くくせがある元主婦74歳が主人公。 […]
2025年2月4日 / 最終更新日時 : 2025年2月5日 shig シニア社会学会 日英の文芸作品に描かれる老い (1) 7年位前だが、日英で文学賞を受賞した二つの作品を読み、共に人生の老年期を描きながら、それが対照的なので面白く、この小文を書いてみた。その二作品とは、『おらおらでひとりいぐも』(第158回芥川賞受賞作、著者 若竹千佐子2 […]
2024年9月30日 / 最終更新日時 : 2024年10月1日 shig シニア社会学会 ダンバー数 以下はペリカン叢書から出ているHow Religion Evolved(邦訳『宗教の起源』)という本の内容を要約しながら、ところどころ私の感想を挟んだものである。 チンパンジーやゴリラ、生物学的にはホモ・サピエンスも […]
2024年6月30日 / 最終更新日時 : 2024年6月30日 shig シニア社会学会 コミュニティについて思うこと 私が現在所属する(社)シニア社会学会にはいくつかの研究会があり、その一つ濱口晴彦早大名誉教授が主宰する「シニア社会のリテラシー」では月一回の集まりで様々な社会的トピックについて議論しているが、一貫しているのは「コミュニ […]
2023年11月29日 / 最終更新日時 : 2023年11月29日 shig シニア社会学会 ディレッタントを目指す 以下の文章は、私が所属している(社)シニア社会学会の研究会の一つである「」シニア社会のリテラシー」研究会(研究会座長濱口晴彦早稲田大学名誉教授)の活動の一環として発行された小冊子「わたしたちのシニアライフ」に寄せた文章 […]
2022年6月13日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 『人工知能と経済の未来』を読んで 3~ ~~ソリューションとしてのベーシックインカムの可能性 「ベーシックインカム(UBI)は社会保障制度以上のもの」 井上駒澤大学准教授の著書では、AIがもたらす大失業時代におけるソリューションとして「ベーシックインカム(BI)」が必要となるとの印象を与えるかもしれないが、実は […]
2022年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年6月13日 shig シニア社会学会 『人工知能と経済の未来』を読んで 2~ ~人工知能と人間の共生としてのThird Place 「AI(デジタル)と人間(アナログ)の併存」(濱口先生のお言葉を借りて) さらに、AI時代の仕事のやり方の変化については、3月11日付けの日経新聞「経済教室」に柳川東大教授が寄稿した内容にヒントがあると思うので、紹介さ […]
2022年6月6日 / 最終更新日時 : 2022年6月6日 shig シニア社会学会 『人工知能と経済の未来』を読んで 1~ 人工知能と人間に仕事について 以下の文章は、井上智洋著『人工知能と経済の未来 』(文春新書 2016/7/19)を読み、その内容をシニア社会学会濱口研究会で話し合うために用意したものである。 「人工知能論」 人工知能(AI)そのものについて仔細に […]
2022年1月17日 / 最終更新日時 : 2022年1月17日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(7) 《エンパシーと積極的自由》 実は、エンパシーは人権思想の受容と浸透にかなり大きな影響を与えている。人間の共感能力(エンパシー)の高まりがなければ、人権思想は啓蒙思想の枠を出ず、エリート・特権階級のきわめて個人的な権利意 […]