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2021年12月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会

『目くじら社会の人間関係』を読んで漱石を考える

《「世間」の暴走は止められないか》  この著書の趣旨をまとめると、 明治以降の急速な官製近代化すなわち西欧化(脱亜入欧)によって士農工商の身分制度に基づく伝統的共同体が解体されるとともにその共同体における明確な掟(準拠枠 […]

2021年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会

和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を読んで (3)

  和辻哲郎の「倫理学」に触れた後で 〈『おらおらでひとりいぐも』を再読する〉  昨年、本作を、「甘えの関係」にどっぷりつかっていた老女がそこから抜け出し、自分を取り戻す話として読んだが、これだと、集団主義的文化圏にある […]

2021年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会

和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を読んで (2)

人間の学としての倫理学  内容を云々する前にまず述べておきたいことは、西洋思想由来で明治時代に生み出された漢字翻訳語とその漢字が本来持つ意味が入り混じり、論の道筋が掴みにくいということで、これは本書に限らず日本語の思想・ […]

2021年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会

和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を読んで (1)

まず「倫理学」とは? 〈倫理(学)〉 道徳 – 社会慣習として成立している行為規範。 倫理学 – 善・規範・道徳的言明といったものについて研究する学問。 倫理 (科目) – 日本の高等 […]

2021年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会

『君たちはどう生きるか』を再読する~透けて見える時代性~(4)

最後に:問題提起こそこの本の狙いだと気が付いた  などなどと、ここまで批判的に書いてきたのだが、気が付いたことがある。 この本で最も印象に残るのは、叔父さんの解説でもなく、水仙の話でもガンダーラの話でもない。冒頭にコペル […]

2021年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年4月17日 shig シニア社会学会

『君たちはどう生きるか』を再読する~透けて見える時代性~(3)

③「世界は自分中心に回っていない」人間分子の法則と言う気づきがありながら、「自分がいい人間になる」との自己中心的な倫理観に落ち着いてしまうこと ■異分子間のあつれき、つまり社会問題が個人の問題にすりかえられている  制裁 […]

2021年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年4月17日 shig シニア社会学会

『君たちはどう生きるか』を再読する~透けて見える時代性~(2)

②コペル君が始めから終わりまで行動しない「傍観者」であり、基本的に叔父さんの意見によって動かされている存在であるために、その「発見」と「成長」に実感が乏しいこと。  この物語は、コペル君が周囲で起こる出来事を見聞きし、そ […]

2021年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年4月17日 shig シニア社会学会

『君たちはどう生きるか』を再読する~透けて見える時代性~(1)

 『君たちはどう生きるか』を読んだ方々は、「生き方を教えてくれる」、「清々しい読後感」、「現在でも色あせない内容」などきわめてポジティブに評価している。  私もかなり前に岩波文庫の本書を手に取って読んだときは世評通りの本 […]

2021年12月13日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig 情報

ブログとホームページを開設しました

My Favorite Thingsと題しましたが、大きく2本の柱で公開していきます。 柱の第一は、SUの所属している一般社団法人日本シニア社会学会で発表したものをここで公開します。 もう一つの柱は、私の好きなもの、ジャ […]

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