2022年1月17日 / 最終更新日時 : 2022年1月17日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(7) 《エンパシーと積極的自由》 実は、エンパシーは人権思想の受容と浸透にかなり大きな影響を与えている。人間の共感能力(エンパシー)の高まりがなければ、人権思想は啓蒙思想の枠を出ず、エリート・特権階級のきわめて個人的な権利意 […]
2022年1月17日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(6) 《コロナ感染防止対策によって制限される私権(自由権)とは》 さて、コロナ感染防止のために私権を制限する、具体的には人の移動の自由を制限するということは何を意味するのだろうか。あらためて考えてみたい。中学校の社会・公民で […]
2022年1月17日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(5) 日本の状況 d程度の差はあっても、諸外国は私権を制限し、積極策を打ち出しコロナウイルス感染拡大防止を図っている。しかし、日本では、平成21年に定められた「新型インフルエンザ対策ガイドライン」に基づき平成24年に制定され […]
2022年1月10日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(4) 米国におけるコロナ感染拡大防止措置と反応 トランプ大統領が緊急事態宣言を行ったのが3月13日で、ドイツよりも早かった。それから約半年経過しているが、今や米国は感染者数(累計815万人)と死者数(22万人)において他の国 […]
2022年1月10日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(3) 中華人民共和国におけるコロナ感染拡大防止措置と反応 さて、コロナウイルス発症の地である中国はどうだろうか。1月23日午前10時、中国は武漢を完全に封鎖したが、これは世界初のロックダウン例であり、中国政府は中国でのみ可能 […]
2022年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(2) 《コロナ感染防止対策としての国家の私権制限措置》 世界の新型コロナウイルス感染者数は累計で4000万人に迫り、死者は100万人を超えた(10月15日現在)。新型コロナウイルスによる感染拡大の初期の段階で、ウイルス発生源 […]
2022年1月3日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 コロナ感染拡大防止策として人の移動の自由を制限すること(1) 2020年の年末恒例流行語大賞では、「3密」、「ステイホーム」あるいは「自粛」が有力候補になるだろうと考えていたが、コロナウイルス感染が進むにつれ、次から次へと新たな事態が出現して、「ウィズコロナ」もありうるし、今後の […]
2021年12月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 『目くじら社会の人間関係』を読んで漱石を考える 《「世間」の暴走は止められないか》 この著書の趣旨をまとめると、 明治以降の急速な官製近代化すなわち西欧化(脱亜入欧)によって士農工商の身分制度に基づく伝統的共同体が解体されるとともにその共同体における明確な掟(準拠枠 […]
2021年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を読んで (3) 和辻哲郎の「倫理学」に触れた後で 〈『おらおらでひとりいぐも』を再読する〉 昨年、本作を、「甘えの関係」にどっぷりつかっていた老女がそこから抜け出し、自分を取り戻す話として読んだが、これだと、集団主義的文化圏にある […]
2021年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 和辻哲郎『人間の学としての倫理学』を読んで (2) 人間の学としての倫理学 内容を云々する前にまず述べておきたいことは、西洋思想由来で明治時代に生み出された漢字翻訳語とその漢字が本来持つ意味が入り混じり、論の道筋が掴みにくいということで、これは本書に限らず日本語の思想・ […]