2022年9月5日 / 最終更新日時 : 2022年10月25日 shig 書評 ホフスタッターの陰謀論とパラノイド・スタイル(1) 米国の政治史家、リチャード・ホフスタッターは、トランプの登場で再注目された『米国の反知性主義』(ピュリッツアー賞受賞)の著者として有名で、ウィキペディアには、「ホフスタッターの最大の貢献は、米国史の複雑さを再発見したこ […]
2022年8月15日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig 書評 『ヘンリー・アダムズの教育』(2) 今から紹介する文章は、ヘンリー・アダムズが、父親、チャールズ・フランシス・アダムズが英国公使としてロンドンに駐在する際に私設秘書として同行した時の回想だ。ヘンリー・アダムズとその父は、南北戦争初頭の政治と外交の荒波に巻 […]
2022年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年8月16日 shig 書評 『ヘンリー・アダムズの教育』(1) The Education of Henry Adamsという本を最近知った。最近出版されたものではない。なにしろ、著者のヘンリー・アダムズ(Henry Brooks Adams)は1838年生まれだ。 この本の存在を […]
2022年6月13日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 『人工知能と経済の未来』を読んで 3~ ~~ソリューションとしてのベーシックインカムの可能性 「ベーシックインカム(UBI)は社会保障制度以上のもの」 井上駒澤大学准教授の著書では、AIがもたらす大失業時代におけるソリューションとして「ベーシックインカム(BI)」が必要となるとの印象を与えるかもしれないが、実は […]
2022年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年6月13日 shig シニア社会学会 『人工知能と経済の未来』を読んで 2~ ~人工知能と人間の共生としてのThird Place 「AI(デジタル)と人間(アナログ)の併存」(濱口先生のお言葉を借りて) さらに、AI時代の仕事のやり方の変化については、3月11日付けの日経新聞「経済教室」に柳川東大教授が寄稿した内容にヒントがあると思うので、紹介さ […]
2022年6月6日 / 最終更新日時 : 2022年6月6日 shig シニア社会学会 『人工知能と経済の未来』を読んで 1~ 人工知能と人間に仕事について 以下の文章は、井上智洋著『人工知能と経済の未来 』(文春新書 2016/7/19)を読み、その内容をシニア社会学会濱口研究会で話し合うために用意したものである。 「人工知能論」 人工知能(AI)そのものについて仔細に […]
2022年2月21日 / 最終更新日時 : 2023年1月24日 shig 今年の「私の10冊」 2021年 私の10冊 その8 ⑧ Leon Festinger When Prophecy Fails レオン・フェスティンガーは皆様ご存じの「認知不協和論」で有名な社会心理学者で、この本は、ホフスタッター先生が著書の中で陰謀論の根底にある心理を […]
2022年2月21日 / 最終更新日時 : 2023年1月24日 shig 今年の「私の10冊」 2021年 私の10冊 その7 ⑦ Richard Hofstadter The Paranoid Style in American Politics and Other Essays 政治史家ホフスタッターはトランプ登場によって注目された『アメ […]
2022年1月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig 社会科学 ハイエク先生の通訳をした話 あれは成田国際空港が開港した年、1978年、今から43年前のことだが、当時入社4年目だった私は欧州に出張を命じられた。民放ラジオ局との共同企画で、お得意さんの部長クラスの方々に欧州の主要都市でその国をリードする経済学者 […]
2021年12月27日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 shig シニア社会学会 『目くじら社会の人間関係』を読んで漱石を考える 《「世間」の暴走は止められないか》 この著書の趣旨をまとめると、 明治以降の急速な官製近代化すなわち西欧化(脱亜入欧)によって士農工商の身分制度に基づく伝統的共同体が解体されるとともにその共同体における明確な掟(準拠枠 […]